失敗に終わった米朝実務協議
米朝関係は、10月5日にスウェーデンで行われた、核開発プログラムに関する米朝協議が物別れに終わった後で、袋小路に陥った。北朝鮮はこの協議で、米国の「柔軟でない」姿勢のせいで協議が進んでいない、と米国のせいにした。
北朝鮮が米国に対し「クリスマスプレゼント 」を予告。トランプ大統領はこの警告ともとれる発言に「もしかしたら素敵な花瓶かもしれない」と冗談を飛ばしました。
— Sputnik 日本 (@sputnik_jp) December 25, 2019
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その後北朝鮮は、幾度となく、米国に対し年内までに北朝鮮の安全を保証する「新しい決定」を要求しつつ、最後通牒を突きつけてきた。12月に入って北朝鮮は、期限が迫っていることを頻繁にほのめかすようになった。今月だけでも、2件の「重要な」実験がソヘ衛星発射場で行なわれた。何人もの専門家らが、そこでは大陸間弾道ミサイルのための新型モーターがテストされたとみている。また、今年6月から数えると、北朝鮮は、短距離・中距離ミサイルの発射実験を13回行ってきた。
「愉快でないサプライズが保証されている」
スプートニクとのインタビューにおいて、国民(クンミン)大学のアンドレイ・ランコフ客員教授は、現在北朝鮮メディアは常に、来年から北朝鮮がもっと強い態度に出るとほのめかしている、と述べた。
12月23日、米国で国家安全保障問題担当だったジョン・ボルトン前大統領補佐官はツイッターで、「米軍や同盟国にとってリスクは避けられない。北朝鮮に、米国を脅かすテクノロジーが現れるよりも前に、効果的な政策が必要だ」と書き込んだ。
We say that it's unacceptable for North Korea to obtain nuclear weapons, but that's more rhetorical than a real policy at this point. The risk to US forces & our allies is imminent & more effective policy is required before NK has the technology to threaten the American homeland.
— John Bolton (@AmbJohnBolton) December 23, 2019