献血組織のサイトには献血制限として「感染症(エイズ、HIV感染)およびリスクのある人々(同性愛者、麻薬中毒者、売春婦)」と記されている。
献血組織の医療部門のエレーナ・クディノワ副部長は、ロシアのマスコミに、献血組織には献血を生涯禁止された人たちのデータベースがあると述べた。
クディノワ氏は「それぞれの潜在的ドナーは、このデータベースに基づき、リスクグループに入っているかどうか、または献血が禁止されている病気を持っているかどうかを確認される」と述べた。
クディノワ氏によると、同性愛者はHIV感染に対してより脆弱であるため、献血できない。なお献血組織自体は、潜在的ドナーが同性愛者に属することを医師がどのように判断するのかについて説明できなかった。
モスクワやサンクトペテルブルクなどの他の都市のドナー組織のサイトには、同性愛者の献血に対する制限は記載されていない。
モスクワ市エイズ予防対策センターのアレクセイ・マズス所長は、通信社スプートニクに、ロシアでは献血された血液とその成分の検査の質は欧州の基準と合致しているため、ドナーの性的嗜好に関係なく輸血を安全に行うことができると述べた。
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