考古学者らの推定によると、発見された高さ6メートル、長さ55メートル(サッカー場の半分強)の宮殿は、千年以上前に建てられたものだという。この細長い宮殿は、ジャングルの奥深くに位置し、草木で覆われている。考古学者らは、今回発見された宮殿について、マヤ文明が現在のグアテマラ、ベリーズ、ホンジュラス、メキシコ南部で栄えていた7世紀に建設されたとみている。
Archeologists unearthed a Mayan palace in Mexico. The remains of the six-meter high building suggest the palace was inhabited for two long periods between 600-1050 A.D. https://t.co/J8WEjakYXe pic.twitter.com/emzoo138jt
— Reuters (@Reuters) December 27, 2019
考古学者らにとってラッキーだったのは、宮殿の地下室、階段、付柱、その他の装飾的な要素が良好な状態で残っていたことだ。
また、考古学者らは、この地域の発掘で見つかった祭壇、2軒の住居跡、炉と考えられる丸い構造物も調査している。
マヤ文明は紀元250~900年に、メソアメリカ(メキシコ中央部からホンジュラスとニカラグアに広がる地域)で栄えた。古代マヤ人は、高度な建築、文化、象形文字を有しており、また、有名なマヤ暦は、中米の他の民族も使用していた。