英国議会がブレグジットの条件に関する法案を承認

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22日、英国議会は欧州連合(EU)の離脱条件に関する法案を承認し、女王の署名のために書類が送付された。

22日夜、法案は貴族院で確認がされた。現在、法案は女王の承認を待つだけとなった。

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英国は1月31日にEUを離脱し、その後、移行期間が始まる。その過程で各国は貿易に関する交渉を行うこととなる。

Brexit: 英国のEU離脱

英国の欧州連合(EU)からの離脱交渉開始は、2016年6月23日 にキャメロン元保守党首相の発案で実施された「英国の欧州連合離脱是非を問う国民投票」の結果がその根拠となった。

この国民投票で投票者の51.9%がEUからの離脱、48.1%が残留を選んだ。しかし、この国民投票ではスコットランド(62%)と北アイルランド(55.8%)の多くの人々がEU残留を選んでいた。

「EU離脱」の投票結果を受け、残留を支持していたキャメロン元首相は辞任を表明。その後、英国議会はEUの離脱案について全会一致の承認ができず、採決が繰り返されたため、離脱期限は何度も延期された。

キャメロン元首相の後任、メイ前首相にもEU離脱の行き詰まりは打開できなかった。

メイ氏に代わって首相に就任したボリス・ジョンソン氏は、離脱協定の有無にかかわらず、英国はEUから離脱すべきだと主張している。

当初の予定では離脱期限は2019年3月29日だった。度重なる延期を経て、現時点では2020年1月31日に設定されている。

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