肥満は感染する可能性がある 食事療法専門医が警告

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肥満はウイルスではなく、人から人へ感染することはない。しかし例外がある。ロシアのサマラ食事療法学研究所のミハイル・ギンズベルク所長は、ラジオ・スプートニクのインタビューに応じ、肥満の原因が「社会的伝染」による可能性の事例について語った。

2019年、ロシア連邦消費者権利保護監督局は、30歳以上の国民の半数以上が太りすぎの問題で悩んでいると発表した。年が明けて2020年、状況は改善されていない。

肥満の主な原因は、運動不足栄養不足。しかし、過体重、肥満による合併症を起こす特異な原因がある。

ギンズベルク所長は「人間には、他の霊長類と同様、他人の行動を模倣する特性がある。人間は良い行動と悪い行いの両方をまねることがよくある。成熟していない人間ほど、周囲の環境に流される可能性が高い」と考えている。

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同所長は、「ほとんどの場合、こういった『模倣行動』は、会社での飲み会で見かけることがある。一緒に時間を過ごしたり、付き合いで皆と食事をすることを断れず、結果として体重が増えてしまう人がいる」と説明している。

また、同所長は、夫婦間の肥満の「伝染性」にも着目した。

ギンズベルク所長は「妻が妊娠中の男性が太っているのをよく目にする。妊婦の体重が増えるのは当然のことに思えるが、なぜか男性も体重を増やしている。このようなケースを多く見てきた。これは、男性の活動が制限され、より多くの時間を家庭で過ごすようになり、美味しいものをたっぷりと食べるようになるからだ」と考えている。


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