2020年CO2濃度は過去最大と予測 豪森林火災も影響

© REUTERS / Australian Maritime Safety Authorityオーストラリア森林火災
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英国気象庁によると、2020年の大気中の二酸化炭素(CO2)濃度は過去最大級の値になるという。その一因にオーストラリアの森林火災が挙げられている。

同庁は「米ハワイ州マウナロアで1958年に観測が始まって以来、2020年の大気中のCO2濃度は最大規模の上昇になると予想している」と発表した。

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気象学者らは、2020年の平均CO2濃度は414,2ppm、大気中のCO2含有量は417ppmを超えると予想している。そして気象要因により、CO2濃度は今年10%押し上げられる。学者らは、この増加分の「5分の1を占めているのが、オーストラリアの森林火災」と指摘する。

2019年9月に起きたオーストラリアの森林火災はまだ鎮火していない。燃焼面積は数百万ヘクタール、ここ数か月間で27人が死亡、2000戸以上の家屋が焼失した。豪シドニー大学は、この火災により10億匹以上の動物の命が失われたと推定している。また、火の勢いが激しく煙が濃いため、空からの消火活動ができない場所もある。

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