コストルナヤ選手は「ホテルの部屋に戻り、ずっとドラマシリーズを観ていた。気づいたら朝の4時だった」と語り、8時半には既に起きなければならかったと加えた。約3時間半は眠れたという。
眠りにつけなかったのは2位のアンナ・シェルバコワ選手(15歳)も同様だ。表彰式が終わり、ドーピング検査を受けた。シェルバコワ選手は「すぐに寝ようと思ったが、遅くなってしまった。ドーピング検査を受けている間に全ての暖房が切られてしまい、あまりよくなかった」と語った。
女子シングルのフリープログラムは1月26日夜に行われた。コストルナヤ選手はフリーでは2位だったが、ショートプログラムの貯金により最終順位1位となった。シェルバコワ選手は2位、3位はもう一人のロシア代表のアレクサンドラ・トルソワ選手(15歳)だった。
フィギュアスケート欧州選手権でロシア代表は最大12個中10個のメダルを獲得。全種目で優勝を飾った。
アリョーナ・コストルナヤ GPファイナル2019チャンピオン ロシア選手権2020銀メダル
コストルナヤはフィギュアスケートの「新たな現象」 と評されている。コストルナヤには弱点がない。
専門家らの見るコストルナヤとは、アレクサンドラ・ トルソワとアリーナ・ザギトワの両方の強みを兼ね備えた存在。 芸術性に富んだスケーティングは自由自在でまるでダンスホールで 踊るかのようだ。それだけではない。 コストルナヤはウルトラCの技に長けている。 得意技はトリプルアクセル。 これを跳べる女子選手はフィギュアスケート史上、 コストルナヤ以外には9人しかでていない。
ショートプログラムでコストルナヤは天使のイメージで舞い、 フリースケーティングではヴァンパイア 映画『ニュームーン/ト ワイライト・サーガ』の主人公を演じている。 コストルナヤはインタビューでヴァンパイア物の映画、 TVシリーズ好きな自分としてはフリースケーティングが特に気に 入っていると打ち明けている。