1月28日の時点で感染者は4400人を超え、死者は107人。
中国本土以外の状況
NHKが28日に報じた情報によると、中国本土以外では17の国と地域で感染が確認されている。中国本土に次いで多いのがタイ。タイでは14人の感染が確認されている。
28日、トルコでは新型コロナウイルスに感染した疑いで12人が入院したと報じられた。
WHOは、中国以外での感染リスクについて、高いと評価している。
ロシアは、新型コロナウイルスが発生した武漢のある中国湖北省からロシア国民を避難させることについて、中国と協議を行っている。
28日、中国国家衛生健康委員会の専門家は、中国における新型コロナウイルスのピークは7~10日にやってくるとの見方を示した。
日本の状況
共同通信が28日に報じた情報によると、日本国内で感染が確認された患者は計7人。なお、うち1人の感染者は武漢への渡航歴が無い60代の日本人男性。この男性はバスの運転手で、武漢からのツアー客をバスに乗せていた。
28日、湖北省武漢を中心に新型コロナウイルスの感染が拡大していることに関連し、日本人を帰国させるための最初のチャーター機が同日、武漢に派遣されることが明らかとなった。
WHO(世界保健機関)が新型肺炎に感染するリスクを軽減する方法を公開しています。
— Sputnik 日本 (@sputnik_jp) January 24, 2020
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一方、新型コロナウイルスを巡る状況を真剣に受け止めていないケースもみられる。デンマーク紙は、中国国旗と新型コロナウイルスをテーマにした風刺画を掲載した。
コロナウイルスと経済
格付け会社フィッチは、新型コロナウイルスの感染拡大がアジアの経済に及ぼす影響を発表した。フィッチによると、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を著しく感じることになるのは、観光業界の企業。
英紙フィナンシャル・タイムズによると、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、石油輸出国機構(OPEC)は今後の減産について事前協議を行った。
27日、ブレント原油は1バレル=58.50ドルまで下落し、3ヶ月ぶりの安値となった。
マイクロソフトの創業者ビル・ゲイツ氏とその妻メリンダさんが設立した慈善基金財団「ビル&メリンダ・ゲイツ財団」は、新型コロナウイルス拡散防止のために1000万ドルを緊急に拠出すると発表した。