プーチン大統領 エルドアン大統領と電話会談 シリア政府軍とトルコ軍の衝突について協議

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プーチン大統領は2月4日、トルコ側の要請でエルドアン大統領と電話会談を行い、シリアにおける共同活動の効率改善に向けて早急な対応を取ることを確認した。クレムリンの広報部が明らかにした。

クレムリンの発表には、「シリアにおける共同活動の効率をさらに改善させる目的で、ロシアとトルコの国防省は早急に対応を取ることを確認した」と記されている。

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さらに両国の大統領はシリア北西部のイドリブ県で緊張が高まっている点について、危機意識を共有した。この地域でテロ行為が急速に活発化している現状を踏まえ、プーチン大統領は民間人に多くの犠牲者が出ていることに懸念を示した。そのうえで、「イドリブ県をめぐるロシアとトルコの合意を余すところなく遂行し、過激派組織の撲滅に向けてさらに共同で努力していくことを確認した」とクレムリンは伝えている。

また、トルコ政府の発表によれば、エルドアン大統領はこの電話会談で、イドリブ県でパトロール活動を行うトルコ軍がシリア政府軍に攻撃されたことを踏まえ、トルコは「そうした攻撃から身を守るため、最も厳しい形での対処を継続する」と発言した模様。

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一方、シリア政府軍の関係筋がリアノーボスチ通信に証言したところによれば、政府軍の参謀本部は2月4日、イドリブ県でテロ行為を繰り返す過激派組織に最後通告を突きつけ、降伏を呼びかけると同時に、シリア国内でパトロール活動を展開するトルコ軍を「敵対勢力」と定義し、トルコ軍による攻撃を迅速に撃退する対応は整ったとして、トルコ側をけん制した。


2月3日、シリア北西部イドリブでトルコ軍とシリア政府軍が衝突した。トルコ政府の発表によれば、シリア政府軍による攻撃でトルコ軍兵士5人と民間スタッフ3人が死亡した。トルコ国防省は「紛争当事者には、軍事衝突を防ぐため、シリア北西部に配置されたトルコ軍の位置座標が事前に通知されていた。だがそれにも関わらず、トルコ軍が配置された地域に砲撃が行われた」と発表した。

その後、トルコ軍はシリア軍砲兵部隊が位置するとみられる地域に報復攻撃を行った模様。

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