アサンジ被告 仏弁護士がフランス政治亡命の可能性を探る

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ウィキリークス創始者で現在、英国で収監中のジュリアン・アサンジ被告(48)を救出しようと、国際グループが動き出した。グループのメンバーのひとり、仏の弁護士エリック・デュポン=モレッティ氏はパリで行われた記者会見でアサンジ被告が仏に政治亡命ができるよう活動を行っていることを明らかにした。

「もちろん我々はフランス政府に対し、アサンジ氏への政治亡命を要請する可能性を探っている。仏の憲法ではそれが可能だ。」

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アサンジ氏を監視していたスペインの警備会社、CIAに情報を渡す=マスコミ
アサンジ被告の救出にはベルギー、英国、スペイン、仏など数か国の弁護士らが動き出している。

アサンジ被告は2010年、スウェーデンで性的暴行容疑をかけられた。在住していた英国からスウェーデンの移送を恐れたアサンジ被告は2012年、在ロンドン・エクアドル大使館に逃げ込み、政治亡命生活を続けたが、2019年4月11日朝、米国の要請で大使館に踏み込んだ英国警察によって逮捕。ロンドン裁判所は保釈条件に違反したとして有罪判決を下し、禁固11カ月を言い渡した。米国への引き渡しに関する審理は5月2日から開始されている。

米国政府は5月末、スパイ活動及び機密情報開示に関する17件の法律違反でアサンジ氏を追起訴した。米国に身柄が引き渡された場合、アサンジ氏は長期間の禁錮刑を言い渡される可能性がある。

2019年末、12月、収監中のアサンジ被告の容態を懸念する声が医療関係者らからあげられた。医師らは緊急に医療を施さない場合、獄中死もありえると危惧している。また父親のシップトン氏も息子が米国に送還された場合、獄中で死亡するだろうと断言している。

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