チュリナ報道官は「横浜港で検疫、隔離のために停留したクルーズ船についての報道が絶え間ないために、日本への団体旅行の販売に悪影響が出ている。2月に旅行予定だった一部のロシア人は5月、6月に延期し、その上部分的な損失がでている」と述べた。
日本での新型コロナウイルスの感染拡大が続いています。しかし、ウイルス検査が行なうことが可能なのは、発熱の症状がある場合や、武漢への渡航歴がある場合などに限られています。
— Sputnik 日本 (@sputnik_jp) February 26, 2020
検査条件の緩和を更に行なうべきでしょうか?皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
同報道官によると、日本旅行を予定していたロシア人の中には、すでに出発を秋に変更した人もいる。しかし、桜開花時期に旅行予定のロシア人のほとんどは、キャンセル料が発生する日まで判断を据え置いている。
さらにチュリナ報道官は、ロシア人は夏の東京五輪については多少の懸念はあるものの、半年後にはすべてが正常に戻ることを期待し、日本の秋旅行ツアーには大いに興味を持っているという。同報道官は「ロシア人は、日本が国境で何かの制限や検査を導入する予定なのかどうか、そういった明確な情報を求めている」と述べた。
チュリナ報道官は「今、日本観光は快適に行える状態だ。中国からの観光客の流れは止んで、いつものような大勢の旅行客がいない状態でゆっくり名所を見ることができるからだ。しかし、ロシア人を説得するのはそれほど簡単ではない。みんな、ウイルスにおびえてしまっている」と締めくくった。
中国の新型コロナウイルス
中国当局は12月末、武漢市で原因不明の肺炎が発生したと発表した。最初の患者たちは海鮮市場に出入りしていた。
専門家らは、暫定的に新型コロナウイルス2019-nCoVが疾患の原因と判断した。
© Sputnik / Savitskaya Kristina経緯:新型肺炎はどのように流行するのか
経緯:新型肺炎はどのように流行するのか
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