極超音速兵器開発分野でアシスタントディレクターを勤めるマイク・ウェイト氏はワシントン・エグザミナー紙に対し、この間、米国政府は、新しい兵器のシステムにこうした技術を応用することを禁じていると語った。同氏によれば、米国は別の構成を目指しているという。
また、近代化による利益のための防衛研究・開発部門の責任者マーク・ルイス氏は、兵器製造分野での米国の公開性が、もう1つの遅れの原因となっていると述べた。同氏によれば、ロシアと中国は、米国の研究情報を活用することができたという。
ルイス氏は、「私たちは多くのデータを公開しており、また、ロシアと中国はそれらを参照している」と語った。
ルイス氏は、現在、極超音速技術兵器の採用は米国政府にとって優先課題となっていると強調した。同氏は、米国は極超音速技術を応用した装備や兵器の完全な複合体の製造を計画しているが、しかし、それらが完成するのは2020年代の中旬以降となると指摘した。