先に、11日には政府主催の追悼式の代わりに、首相官邸で「献花式」が行われ、安倍首相や閣僚などが参列すると報じられた。
日本時間14時46分には黙とうが捧げられた。
被災地では追悼式の中止や縮小が相次ぎ、最も被害の大きかった福島県、岩手県、宮城県では、犠牲者を追悼するための献花台が設置された。
2011年3月11日、東北地方でマグニチュード9.0の地震が発生、高さ15メートルの巨大な津波が福島第1原子力発電所を襲い、浸水により電源が失われ、原子炉の冷却システムが停止した。1号機、2号機、3号機では核燃料が溶けて格納容器の底に堆積した。1号機、3号機、4号機の原子炉建屋では水素爆発が起こり、屋根が損傷または完全に破壊され、放射線が放出、周辺の広大な地域が汚染された。福島第1原発事故は、1986年のチェルノブイリ原発事故以来、最大規模の原発事故となった。
2020年3月1日の情報によると、これまでに確認された死者は1万5899人、行方不明者は2529人。また、避難生活などで亡くなった震災関連死は3700人以上となっている。さらに約740人が、今も仮設住宅で暮らしている。
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