心臓に最も危険な食品とは 専門医が解説

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心血管疾患のリスクを最小限に抑えるためには、健康に良いものを食事に取り入れるだけではなく、体に害を及ぼす食品を避けなければならない。スペインの新聞「ラ・バングアルディア」が心臓病専門医のパブロ・カネパ氏のアドバイスを伝えている。

カネパ医師によると、特に心臓に危険なのは赤身肉

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研究チーム 健康にとって最も有害な食品を挙げる
赤身肉には体に悪影響を及ぼす飽和脂肪酸が多く含まれている。そのため、飽和脂肪酸の摂取量を制限し、体に良い一価および多価不飽和脂肪酸を優先的に摂った方がいい。一価および多価不飽和脂肪酸が多く含まれる食品はナッツ類、オリーブオイル、ファースト・プレスのオリーブオイル、種実類、アボカド、一部の魚類。同医師は、ダイエットなどの食事療法をするなら、鶏肉を取りいれた方が良いとアドバイスしている。

また、パン類や朝食用のシリアル、調理済みの冷凍食品(パイ、ピザ、パスタなど)も避けた方がいい。これらの食品はトランス脂肪酸が多く含まれているため体内の悪玉コレステロールの度合いを高め、体重増加を促進させる。これによって心臓や血管の病気だけでなく、2型糖尿病の発症リスクが上昇してしまう。

カネパ医師によると、エナジードリンクの飲用は禁物。これらのドリンクにはカフェインの他に、砂糖、有害な添加物が多く含まれている。さらにエナジードリンクは、神経系を興奮させ、心筋に問題が生じる可能性がある。

また同医師は、高血圧リスクを回避するために、塩分摂取を減らすことが重要だと強調した。世界保健機構(WHO)の勧告によると、1日の塩分摂取量は2グラムを超えてはならない。さらに米心臓学会は、この規範を1.5グラムまでに減らすようにと勧めている。

最後にカネパ医師は、調理済みの食品には約1グラムの塩分がすでに含まれていることから、気をつけないと1日の塩分摂取量を超えてしまいがちだと警告している。

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