ウォール・ストリート・ジャーナルによると、PIFは4社の株式を総額約10億ドルで取得し、今後も買い付けを続ける可能性がある。
石油会社への投資は、サウジアラビアの経済を多角化し、石油への依存を減らすためのムハンマド・ビン・サルマン皇太子の尽力を促進するはずだったPIFの戦術の変化を物語っており、エネルギーキャリアとは関係のない分野への投資が見込まれていたという。
PIFは先週、ノルウェーのエクイノールの株式およそ2億ドル相当を取得した。オスロ・マーケット・ソリューションズによると、PIFは3月30日から4月6日までにエクイノールの株式総数の0.43%にあたる約1450万株を取得し、上位12番目の株主となった。ロイヤル・ダッチ・シェル、トタル、エニについての取得株数は不明。
ロイヤル・ダッチ・シェル、トタル、エニは2020年、株式の下落でそれぞれ資産の35%、31%、33%を失い、エクイノールは23%を失った。