クオモ知事は記者会見で「残念なニュースがある」と発言し、4月18日も新たに2千人近くの感染者が入院したことを明らかにした。
クオモ知事によれば、ニューヨーク州では2千人近くの感染者が入院する日が始まり、すでに6日目を迎えている。死者数は減少傾向にあるものの、24時間の間で540人が死亡している(ピーク時は4月8日で799人が死亡)。クオモ知事は「ピークは過ぎているものの、依然として厳しい状況」とし、活動自粛への理解を求めた。
長期化する自粛に不満が高まっていることから、クオモ知事は映像通信による遠隔結婚を州内で承認する条例に署名した。これにより、自粛時でも結婚証明書を受け取ることが可能となった。記者会見でクオモ知事は、「結婚はイエスかノー、Zoomでも出来ることだ」と冗談を交えながら語った。
州政府によれば、市役所に婚姻届けを提出する際には婚約者の出席が法律で義務づけられていたが、新型コロナウイルスの感染拡大により自治体の活動が大きく制限されていることから、婚姻届けの提出が困難となっていた。クオモ知事は条例によりこの制限を一時的に緩和することで、事実上の遠隔結婚を可能にした。
ジョンズ・ホプキンズ大学の最新発表によれば、世界では現時点で231万572人が新型コロナウイルスに感染し、そのうち15万8691人の死亡が確認されている。
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