コンテ首相は26日夕方の記者会見で、5月4日から規制緩和を始めることを明らかにした。州内での移動制限は5月18日まで有効とした上で、親族間の訪問であれば容認する意向を示した。
ただし、感染拡大の第2波は十分にあり得ることから、ウイルスと共存する唯一の方法は親族間の交流時であれ濃厚接触を避けることだという。「イタリアを愛するなら距離を取ろう」とコンテ首相は国民に呼びかけた。
またイタリアでは自治体の首長が許可する場合に限り5月4日から公園や庭園が開放される。同様にソーシャルディスタンスが維持される場合に限り個人の運動やスポーツジムの再開も認められる。
加えて製造業や建設業、こうした業種に関連する小売業の経済活動も再開が認められる。カフェやバーの営業も再開されるが、当面の間はデリバリーに制限される。なお、集会やパーティーの開催は引き続き禁止するとした。
米ジョンズ・ホプキンズ大学によれば、イタリアでは19万7675人が新型コロナウイルスに感染し、そのうち2万6644人が死亡した。死者数では米国に次いで世界で2番目に多い。
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