ブルームバーグによると、今月は110万バレルがSPRに納入されたという。情報筋は、今月に入り、米エネルギー省は約2300万バレルを対象に貯蔵施設使用について複数企業と契約を結んだとしている。
契約対象となった原油の大半は5月および6月に納入される。石油会社のほうは貯蔵コストとして少量を差し引き、2021年3月までに自社分の返却を計画することができる。
米エネルギー省と国内石油会社との合意の背景には、ここ数週間の原油価格急落がある。米エネルギー省は4月14日、国内9つの石油会社との交渉に踏み切り、戦略石油備蓄のスペース提供に関する契約を進めた。