タラソワ女史によると、それは平昌五輪のエフゲニア・メドベージェワ選手(20)の演技中だったという。
「オリンピックでは自分を抑えることができなかった。ジェーニャ(メドベージェワ選手)の演技中に涙があふれて止まらなかった。彼女はすべての感情を出し、見ている私たちも同じように感情があふれた。涙が出るほどの演技だった。最後の一息まで、彼女はあの演技にすべてを捧げた。私は号泣していたし、しかも生中継だったので泣きながらコメントしていた。」
タラソワ女史には、その件でペナルティが課せられたという。
2018年冬季五輪でメドベージェワ選手は銀メダルを獲得。わずかな差でアリーナ・ザギトワ選手(17)が優勝した。2人のフリープログラムは同点だった。
2017-2018年の五輪シーズンを終え、メドベージェワ選手はエテリ・トゥトベリーゼコーチと袂を分かち、羽生選手を指導するブライアン・オーサーコーチのもとへ移籍。
5月15日、メドベージェワ選手とザギトワ選手が2020-2021年の代表メンバーに入ったことが明らかになった。一方で、両選手ともに前シーズンは好成績を残せないでいた。
メドベージェワ選手は先日、コロナウイルス感染拡大時に日本に滞在。桜の下で踊る動画をアップしたところ、不満や批判の声を集めることとなった。ネットユーザーらは同選手に日本から出国するよう求めた。タラソワ女史は、このような中傷や批判を厳しく非難した。
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