火星に1万機のロケット打ち上げ イーロン・マスク氏「問題ない」

© AFP 2023 / Frederic J. Brownマスク氏
マスク氏 - Sputnik 日本
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スペースX社の創設者イーロン・マスク氏は、火星の極で熱核爆発を行うために1万機のロケットを打ち上げることなど問題なく出来るとの見解をツィッター上で示した。

この発言は、ロシアの宇宙開発企業ロスコスモス社のアレクサンドル・ブロシェンコ執行ディレクター(未来プログラムおよび科学担当)がロシアメディアからの取材に、火星の気候を変えるにはこれだけの数のロケット打上げが必要と語ったことに対するマスク氏自身の考え。

マスク氏は「問題ない」と強調した。

​以前、マスク氏は、火星での生存環境を作るため、極で大規模な一連の熱核爆を行うことを提案した。マスク氏の考えは、火星の極の氷冠をなす炭酸ガスを蒸発させ気体にするというもの。気体となったガスはより濃密な惑星の大気を構成し、気温上昇を引き起こす温暖化現象を発生させる。

マスク氏のこの考えに対しブロシェンコ氏は、火星の極で熱核爆発を起こすためには、重量物打上げロケット(HLV)を約1万機打ち上げる必要がある上に、近未来で火星の気候(金星も同様に)に著しく作用を与えることは人類には不可能だと強調していた。

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