米国の核兵器の配備替えの声明にロシア外務省が反応

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露ザハロワ外務省報道官 - Sputnik 日本
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米国がドイツに配備の核兵器をポーランドに移送する可能性を明らかにしたことを受け、ロシア外務省のマリア・ザハロワ公式報道官は、米国の声明はロシアとNATO(北大西洋条約機構)の関係を緊張化させると指摘した。

ザハロワ報道官は「このような声明はただでさえ最良の時期にはないロシアとNATOの関係を緊張化させ、なによりもまず、中距離核戦力全廃条約(INF)からの離脱という米国の一方的なアプローチによりすでに弱体化した欧州の安全保障の物質的根拠をさらに危険にさらす。米国およびポーランドがこの危険性を認識するよう期待したい」と指摘した。

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ザハロワ報道官は「欧州安全保障の強化に本当に貢献しようとすれば米国の弾頭を米国に戻すことだ。ロシアはずいぶん前からそのようしており、すべての核兵器を自国領域に戻してきた」と補足している。

これより前、ポーランド駐在のジョーゼット・モスバッハー大使はツィッターを通し、ドイツが国内に配備された米国の核兵器を拒否した場合、これをポーランドに配置換えすることを提案した。ドイツではここ数週間にわたり、国内の核兵器の配備問題が大きな論議を呼んでいる。社会民主党は国外への移送を求めているものの、統一会派のドイツキリスト教民主同盟がこれに異議を唱えている。

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