バイデン氏は、アフリカ系米国人の支持者たちとのオンラインフォーラムでの対話で、話題がミネアポリスでの警察官によるジョージ・フロイド氏の死に関連した人種差別との闘いの問題に及んだ際に、トランプ大統領の行動は社会の分断を図るものだと批判を行った。バイデン氏によれば、圧倒的な米国人は自国の幸福を望む立派な人たちであるが、しかし、10%から15%の米国民は「あまり良くない人々」だという。
ジョー・バイデン氏の発言は、民主党の前大統領選候補ヒラリー・クリントン氏の発言と共通点がある。ブルームバーグによれば、2016年の選挙キャンペーンの際、クリントン氏は、ドナルド・トランプ氏の共和党支持者を批判し、彼らは人種差別者で性差別者、同性愛嫌悪者、イスラム嫌いで外国人嫌いと呼んだ。
ブルームバーグは、5月25日に警察官の過失によりアフリカ系米国人フロイド氏が殺害され、そのことから発生した大規模な抗議と暴動を背景に、現在の米国の選挙運動では人種差別の問題が前面に出てきており、その問題を民主党とその候補者ジョー・バイデン氏は利用しようとしているようだと指摘した。
関連ニュース