宇宙から正体不明の高速電波バースト 157日の周期で放射

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宇宙から放射される正体不明の高速電波バースト(FRB)が、157日の周期で繰り返されていることを国際研究チームが明らかにした。こうしたパターンを持つFRBが観測されたのは史上2回目。

この発見に関する概要は、英マンチェスター大学のウェブサイトで公開されている。それによると、FRBが初めて観測されたのは2007年。

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最近まで、FRBは散発的かつ集中的に放射されると思われてきた。しかし今回、研究者らはカナダの電波望遠鏡で観測された「FRB 180916.J10158 + 56」を調べたところ、このFRBが16日ごとに放射していることがわかった。

さらに研究者らは、「FRB 121102」のバーストに注目したところ、今までに32回の放射が観測された。また、これは約90日間にわたって放出された後に、67日間沈黙するという、157日ごとのサイクルが繰り返されていることが判明した。

研究者らは、今回の発見がFRBの起源を解明する重要な手掛かりになると考えている。FRBに周期が存在するということは、FRBの放射が質量の大きい恒星や中性子星、ブラックホールの軌道に関連している可能性があることを示している。

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