同紙によると、母子ともに健康という。
武漢中央病院の李文亮医師は12月30日、同市の海鮮市場で新型肺炎が7症例確認されたことをメッセンジャーアプリ「WeChat」のグループメールで同僚らに伝えた。李医師の投稿は国内の様々なSNSで拡散された。翌日、李氏の他、感染拡大情報をSNSに広めたとして7人の医師は武漢市警察に呼び出され、社会秩序を著しく乱す恐れのある「ネットへの虚偽の内容掲載」を今後は行わないよう警告を受けた。
李医師はWriboのアカウントに、1月11日に咳と高熱が現れたことを投稿。最後となった投稿では、自身が新型コロナウイルスに感染したことを明らかにした。同医師は死亡し、妊婦の妻と子どもが残された。
李医師は中国で英雄と見なされており、3月に武漢警察は李医師の家族に対して公式に謝罪した。
湖北省政府は4月上旬、李文亮医師に「命を落とした英雄」の称号を贈った。同称号は共産党と国家が国家・社会・人々に自身の命を捧げた市民に贈る最高名誉称号とされている。
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