100年以上ほこりをかぶっていたルーベンスの絵画が見つかる ロンドン

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英ロンドンでオークションハウス「サザビーズ」の鑑定士らが、長い間忘れ去られていた絵画が画家ルーベンスの17世紀の作品『Portrait Of A Lady(女性の肖像画)』であることを明らかにした。

この絵画は100年以上にわたり個人コレクターが所蔵していたが、ルーベンスの作品に間違いないという。テレグラフ紙が報じた。

1878年にロンドンの法律家チャールズ・バトラーが『Portrait Of A Lady 』の所有者になった。同作品は1902年にロンドンにあるロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ(王立芸術院)にルーベンスの作品として展示された。

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しかしその後、この絵画がルーベンスの作品であることは忘れ去られてしまったようだ。『Portrait Of A Lady 』は2017年にルーベンスの弟子の作品としてオークションに出品され、実際の価格の40分1で落札された。 

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2017年に7万8000ポンドで落札した匿名希望の購入者は、この絵画の真の作者はルーベンスではないかと推測した。そしてサザビーズで鑑定が行われ、ルーベンスの作品であることがわかった。

サザビーズのオールド・マスター絵画部門のアンドリュー・フレッチャー部長は『Portrait Of A Lady 』について「この絵画は幾世紀にわたるほこりの層が堆積し、古いニスが塗られていたことを考えると、かなり汚れていた。(しかし)キャンバスの汚れがきれいに取り除かれると、ルーベンスの素晴らしい作品であることがわかった」と述べた。

『Portrait Of A Lady 』は今月29日にオークションにかけられる予定。落札予想価格は250万ポンドから350万ポンド(約310万ドルから430万ドル)。

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