同局長は「米国が核保有数を中国と同じ水準まで引き下げるのであれば、中国は喜んで協議に加わる」と述べ、「しかし実際には不可能だと分かっている。それはあり得ないだろう」と強調した。
傳聡局長はまた、ロシアは米国と異なり、軍縮交渉への参加に関して中国の立場を理解し尊重していると語った。
「米国は中国に参加を強制している。米国の真の目的は核兵器削減にあるのではなく、責任の転嫁と新条約締結への前提条件作りだ。どうやらロシアはこの安っぽいトリックを見破ったようだ」と述べた。
同局長は「ロシアは国連安保理常任理事会間での協議形式を非常に積極的かつ前向きにとらえている。まさにその仕組みの中でこそ、戦略的安定に関連するすべての問題を協議することが可能」と結んだ。