ボルトン氏は、トランプ大統領は戦略的思考や明確な目標設定、認識の点でプーチン大統領に劣り、それにより両者の交渉は「アンフェア」なものになると指摘した。
「テーブルの片方に彼(編集部:プーチン氏)のような人物を座らせ、もう片方に比較的知識も浅く、歴史を学んでおらず、会話をどう進めたいか明確なビジョンもないトランプ氏を座らせるならば、これはフェアな戦いではない」とボルトン氏は語る。
ボルトン市はトランプ大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の関係を批判。両者の会談により金正恩氏の支配体制が正当化され、北朝鮮の軍拡計画の強化に2年を与えることになった、としている。
米国のボルトン前大統領補佐官(国家安全保障担当)は、11月の米大統領選挙前の「10月のサプライズ」として、トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の新たな会談が行われる可能性を排除していない。
元米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)のジョン・ボルトン氏が6月23日に回顧録を出版することが明らかになった。なお、ホワイトハウスから承認は得ていないという。