さらに専門家らは、12ヶ月間の中国のビットコインのハッシュレート(仮想通貨採掘の1秒あたりの計算力。採掘速度)は 50%を超えるが、取引にステーブルコイン(取引価格が変動しない仮想通貨)のテザー(USDT)を使用していることを明らかにしている。
テザーだと資本の動きが変動するリスクを回避できるため、トレーダーは価格の下落などの心配をせずにすむ。また、このテザーの動きは、中国の仮想通貨の採掘者が生産したコインをテザーに変換し、その後外国の取引所で売買していると一部説明できるという。
チェイナリスの専門家は最後に、「このテザーの動きの大部分は、仮想通貨市場のボラティリティ(変動)が大きい時期に資産を海外の取引所に持ち出して取引を行った東アジアの仮想通貨トレーダーの行動による可能性がある」と結論づけている。