同補佐官は、「私たちが保健と安全の分野で世界最高の基準を有していることは明らかだ。これは何かを犠牲にしていいということではない。(略)ロシアの試験については、私はこのワクチンを受けたいとは思わない」と語った。
米国政府が不信を抱いている理由は、ロシア製ワクチンの開発を行った科学研究所が、化学および生物兵器の開発に関して疑惑がもたれていることにある。このことから同科学研究所は制裁リストに加えられた。
メドウズ大統領首席補佐官は、米国製のワクチンはおそらく2020年秋には用意ができると強調した。同氏は、現在、試薬のさまざまな種類が試験の第3段階にあり、そのうちの1つが認可されることは間違いないと予見を表した。
11日、ウラジーミル・プーチン大統領は、世界ではじめて新型コロナウイルス用ワクチンがロシアで承認されたことを明らかにした。また、プーチン大統領は、同氏の娘の1人にワクチンの接種が行われたと述べ、今後、世界で多くの新型コロナウイルス用ワクチンが開発されることを願っていると表明した。
また、ロシアのハイル・ムラシュコ保健・社会開発相は、ワクチンは高い効果と安全性を示したことを強調した。
24日、ロシアとベラルーシの両大統領は、ベラルーシへのワクチンの供給で合意を行っている。