クライストチャーチ裁判所のキャメロン・マンダー裁判官は、「犯罪はきわめて邪悪で非人間的なもので、終身刑をもってしても、然るべき罰を受けたことにはならない。慈悲の心を持たないあなたはただの殺人犯ではなく、テロリストである。あなたはニュージーランドの生活習慣を脅かそうとした」と述べた。
一方、タラント被告は弁護士を通じて、言い渡された量刑を受け入れると述べた。被告はオークランド刑務所に収監されると見られる。
起訴後、タラント被告についていた弁護士らは7月13日に被告本人により、解雇されていた。弁護士らが解雇されたのは、被告が罪状を完全に認めた後のことだった。
2019年3月15日、ニュージーランドのクライストチャーチでは2つのモスクが次々と襲撃され、51人が死亡、50人が負傷した。襲撃事件はテロ攻撃と認定された。