UAEの戦闘機は地中海クレタ島北西部にあるソウダ航空基地の第115航空部隊に合流した。
ギリシャ軍参謀本部によれば、この軍事演習は「両国の素晴らしい関係と協力体制の結果」を示すもので、ギリシャとUAEの両国は国防省、外務省のレベルで密接な連携を取り、合同軍事演習の実現にこぎつけたという。
ソウダ航空基地にはUAEからF-16戦闘機が4機合流したほか、C-130輸送機が1機、C-17輸送機が3機、エアバスが1機到着した。
今回の合同軍事演習では航空部隊の訓練に加え、陸・海・空の連携を確認する。これにより国際レベルで活動する部隊の戦闘態勢、戦闘能力、および連携力を向上させる。
ギリシャとUAEの合同軍事演習は、ギリシャとトルコの関係が緊張する中で発表された。
トルコ政府は23日に声明を発表し、ギリシャが排他的経済水域(EEZ)と主張する地中海東部での調査を8月27日まで延長することを明らかにした。
調査船「オルチ」はトルコ海軍の補助艦「アタマン」、「チンギス・ハン」による護衛のもと、地中海東部でガス田、油田の調査を行っている。当初、トルコ側は8月10日から23日の予定で調査するとしていたが、調査期間の延長に踏み切った。
これを受けてギリシャ側は24日に航行警報を発令し、25日から27日まで同海域で空軍、および海軍の軍事演習を行うことを発表した。
関連ニュース