NASAのブライデンスタイン長官は民間からの月の土壌を買い上げについて自身のブログ上で、これを月コロニープロジェクトの一環と説明している。NASAは2024年のクルーの月帰還に向けて準備を進めており、その目的を月面に人間が十分に暮らせる環境を保障することだと指摘している。月の土壌採取は民間企業があたる。NASAが求めるのは月面の石ないしは土壌のサンプルと採集の場面を写した写真。採集場所は月面であれば地点を問わない。
TechCrunchの報道によれば、民間企業の課題は月面の土壌サンプルの採集に限られており、採集後の地球へのサンプル輸送の責任はNASAが負う。NASAは2024年までに月のサンプルの模索と研究機関への引き渡しを終えたいとしている。
TechCrunchは、サンプル採集には世界各国から数十社から応募申請が集まるものとみている。コンペ優勝者は契約金の10%を前金として、また月に採集用機器を打ち上げた段階でさらに10%と受け取り、残りの80%はサンプルが地球に届けられ、NASAに渡された段階で受け取る。
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