同氏によれば、中国とロシアの両政府は、西側がロシアに対する経済戦争を開始した後、その関係をより高いレベルへと移行させ、また、両国政府は歩み寄りを続けている。
バンドウ氏は、軍事分野でのいっそう緊密な国家関係を指摘。ロシア(同氏によれば世界2位の軍隊)と中国(世界2位の経済力)は共に米国の野心に対する重要な対抗軸となっている。同氏によれば、こうした同盟は、米国の優位性を強く確信するものたちをいらつかせているという。
同氏は、米国の指導部はロシアの政治家らと交渉のテーブルに着き、両国が納得する妥協点を模索する必要があるとの見解を示した。その目的はロシアが中国の同盟国になることを阻止することにある。
また、バンドウ氏は、米国の政治家らは、ロシアには独自の利益があり、米国の要求に関わらず同国がそれらを追求することを認めるべきだと指摘した。