別姓同性婚、菅氏「慎重」 総裁選候補、賛否分かれる

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自民党総裁選で共同通信は石破茂元幹事長、菅義偉官房長官、岸田文雄政調会長の3候補者に、選択的夫婦別姓と、同性婚やLGBTなど性的少数者のカップルが結婚と同等の行政サービスを受けられる同性パートナーシップ制度の賛否を書面で尋ねた。いずれも賛否が分かれ、優勢とされる菅氏は両方「慎重」な姿勢を示した。

選択的夫婦別姓について、石破氏は「女性が社会で活躍していく上で不便を強いられている制度は改革が必要」とし、前向きに検討したいとの意見。1日の出馬会見では「基本的に実現すべきもの」と明言した。

一方、菅氏は「家族の在り方に深く関わる事柄で、国民の間で意見が分かれており、慎重な検討が必要」との立場。岸田氏は「女性の社会進出や核家族化など、時代の変化を的確に捉えた上で議論が必要」とした。

国による同性婚、同性パートナーシップ制度導入の賛否について、石破氏は「活力ある社会を創るためには広く多様性を認め合うことが必要」とし、岸田氏も「性的少数者の方が生活していく上で、不利益や不自由を感じない制度が必要」と前向きな姿勢を示した。

菅氏は「家族の在り方の根幹に関連する問題で、慎重な検討が必要」と回答した。

立憲民主、国民民主両党などが結成する合流新党の代表選に立候補した枝野幸男氏と泉健太氏は、選択的夫婦別姓や同性婚、同性パートナーシップ制度導入について、いずれも賛成と回答していた。

(c)KYODONEWS

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