公開される写真は、1864年にフランスに落下したオルゲイユ隕石の化石。ロシア科学アカデミーのアレクセイ・ロザノフ会員は、微生物の痕跡は同隕石の落下後すぐに確認されたが、しかし、当時の研究者らには発見物を解読する術がなかったと説明した。
研究者らは、発見された化石は、生命が宇宙空間から地球に到達したとするパンスペルミアを実証していると強調する。ロザノフ氏は、「私たちが入手した写真は、それらを否定できないほどよく物語っている」と語った。
球菌や桿菌、フィラメント状の原核生物、アクリターク、原生生物、アルベオラータ、有孔虫、単細胞藻、また、走磁性細菌といった微生物が確認される。
これらの微生物は磁場と水がそろう条件でのみ発生する可能性があり、つまり、最低ミクロレベルでこうした微生物が存在する惑星には生命が確認されることになる。