事故は日本時間で26日2時45分ごろに発生した。事故機は着陸に失敗し、着陸予定地だった飛行場から遠く、キエフとハリコフをつなぐ幹線道路近くで機体は落下して炎上した。
ウクライナ空軍によれば、事故機は訓練飛行中で、7人の乗組員のほか、コジェドゥブ記念ハリコフ国立空軍大学の学生ら20人が搭乗していた。この事故により25人が死亡し、2人が重傷で病院に搬送された。負傷者のうち2人は火傷が皮膚の90パーセント以上に達しているという。
現時点で事故の理由はエンジンの故障と見られている。事故機を操縦していたのはウクライナ空軍の中佐(30歳)で、事故直前に無線で左舷のエンジンが故障したと管制塔に伝えていたという。故障は地上から低い位置で発生したことから、搭乗員や訓練生らは機体から飛び降りたと見られている。
⚡ Ан-26 с курсантами разбился под Харьковом pic.twitter.com/dHxtYJwc2a
— Алексей Новоселов (@novosyolov) September 25, 2020
An-26は、ソ連が開発した軍用輸送機。政府は調査委員会を設置し、事故の原因を進める。