クロニエ氏は28日、ツイッターでイーサリアムネットワークにおける新しいプロジェクトを発表した。
1/x First, the data;
— Andre Cronje (@AndreCronjeTech) September 29, 2020
1. Yesterday we finished the concept behind our new economy for a gaming multiverse. Eminence. As per my usual methodology, I deployed our staging contracts on ETH so we can continue developing on it.
2. Eminence is at least ~3+ weeks still away
しかしこれは新プロジェクトのテスト版だった。この発表を知った投資家らは、そのプロジェクトにすぐさま約1500万ドルを投資した。
投資家らは、クロニエ氏が以前に手掛けていたプロジェクトのように、今回も大きな成長を見せる仮想通貨が誕生すると判断していた可能性がある。例えばクロニエ氏は7月18日、YFIトークンを発売。当時の価格は32ドル(約3400円)だったが、9月までにその価格は4万4000ドル(約465万円)に達した。YFIの価格は10万%以上上昇したものの、今は2万5000ドル(約264万円)まで下落した。
この投資金額の1500万ドルは、ハッカーが発見するまでクロニエ氏が作成したテストプロジェクトにあった。ハッカーはこの1500万ドルを引き出せることに気づいた上に、その引き出しの障害となるものもなかった。ハッカーは1500万ドル全てを盗み出したが、800万ドルをクロニエ氏のウォレットに戻している。クロニエ氏はツイッターで、ハッキングが行われた頃には「寝ていた」と説明している。