こうした中、新たな感染拡大の防止のため、日本の自治体の中には今まで発熱など感染の疑いの症状がなければ受けられなかったPCR検査の対象を拡大する動きが出ている。
日本でのPCR検査は民間の検査機関が1日に受け付けられる数が4万件と少ない。また保険の適用外であるため検査費用は3~5万円と高額で、主に海外渡航で義務付けられる人以外、自主的に受ける人は極わずかなのが現状。
今回日本は、高齢者施設や障害者施設、保育園の職員などを中心にPCR検査の拡大に努めるが、まず受けやすい検査体制を確保するために受け入れ先の検査会社の拡大が急務となる。
ロシアでのPCR検査は基本的に地区の医療施設で無料で気軽に受けられるほか、結果を急ぐのでない場合は1600ルーブル程度(およそ2160円)と日本と比較して非常に安価。このため、企業では社員全員に検査を受けさせるなど、普及が進んでいる。
ロシアの6日の新規感染者数は1万1615人、死者188人となった。これまでの感染者総数は123万7504人、死者は2万1663人。一方でおよそ100万人が完治しており、6日1日で6552人が退院している。
新型コロナウイルス
中国当局は12月末、 武漢市で原因不明の肺炎が発生したと発表した。 最初の患者たちは海鮮市場に出入りしていた。
専門家らは、 暫定的に新型コロナウイルスが疾患の原因と判断した。
中国に続き、イタリア、米国、スペインで、特に多く感染が広がっている。
世界保健機関(WHO)は3月11日、新型コロナウイルスの拡大はパンデミックとなったことを明らかにした。
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