10月2日、NPO「OCEARCH」の調査隊が体長5メートルものホオジロザメを捕獲した。このサメは推定で50歳を超しているとみられている。
ホオジロザメは世界の肉食漁の中でも最大級で、体長は平均4.6~4.8メートル。時に6メートルの大型サメが見つかることも。人間にとっては最も危険なサメとして知られる。
調査を率いたクリス・フィッシャー氏は今回のサメについて、同団体が発見した中では最大と話している。
フィッシャー氏は「これはかなり高齢。正真正銘の海洋の女王、母なる長だ」と感嘆を表している。
「傷跡は彼女の長きに渡る人生の深く、豊かなストーリーを物語っている。傍らに立つ自分があまりにも卑小な存在に思えてくる。」
調査隊はFacebookにポストを投稿。サメは北米の先住民族の伝説的な人物ミクマキにあやかって、ヌクミと名付けられた。OCEARCHはヌクミを調べ、超音波調査データや、はすべてサメの食生活を知るために重要な血、筋肉、皮膚、歯に付着し、糞に含まれるバクテリアのサンプルなど、21の調査プロジェクトのためにデータ収集を行った。
ヌクミにはどの程度深くまで潜水しているのかを知るためのセンサーと、これからの5年の移動を追跡するための装置が着けられた。