モスクワのソビャーニン市長は、10月19日からは1-5年生までは登校し、6年生以上はこれからの2週間(11月1日まで)は自宅にとどまり、オンライン授業に移行することを明らかにした。ソビャーニン市長は自身のブログを通し、「1-5年生児童の利用する定期券(編集注:メトロ、バスなどの公共交通機関用)は使用禁止が解かれるが、高学年の携帯の無料定期券は依然として使用禁止のまま据え置かれる」ことを明らかにした。
11月1日までは「接触回数を減らすために」国営のクラブなどは活動が禁止される。
自治体の市長らがオンライン授業開始を宣言したのはこれが初めてではない。今年春、感染拡大がピークになり始めるとロシア全土の小学校から大学までの教育機関で一斉に授業がオンラインに切り替わった。
モスクワでは並行して手袋、マスク着用が義務付けられている。またオフィスでは社員の30%は自宅勤務とすることが各企業に義務付けられ、慢性疾患を抱える人、65歳以上の高齢者は火急の用事がない限り、自宅から出ないよう勧告されている。
ロシアでは3月からの統計で132万6178人が感染。そのうち2万3000人が死亡し、103万人以上が完治した。
日本では厚生労働省発表の10月13日の統計で感染者数は89,673人、死亡者は1,634名となっている。また教育機関はおおむね従来通り機能しており、オンライン授業が義務付けられてもいない。
© Sputnik / Savitskaya Kristina経緯:新型肺炎はどのように流行するのか
経緯:新型肺炎はどのように流行するのか
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