グリーンピース発表のカムチャッカ環境異変レポート ロシア科学アカデミーが猛烈批判

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ロシア科学アカデミー - Sputnik 日本
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海洋生物の大量死を招いたカムチャッカ半島の海水状況について、グリーンピースがまとめた海水検査、生研の結果についてのレポートが表面的との批判を浴びている。ロシア科学アカデミーのアンドレイ・アンドレアノフ副会長は露「コムソモルスカヤ・プラヴダ」紙からの取材にレポートは表面的との見解を表し、カムチャッカ半島の状況は環境カタストロフィーと呼べるものではないと指摘した。

アンドレアノフ氏は、グリーンピースが発見しえたのは「ほんのわずか、ほんのわずか、ほんのわずか」な一部分にすぎず、全体の結果は不明なままだと団体の専門家らを厳しく批判し、さらにレポートの内容は表面的で、それはグリーンピースに科学者が存在していないからだと付け加えた。

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「彼ら(グリーンピース)は見たものはなんでも飛びつきたがる。最初の説に飛びつくし、最初からすぐに技術災害だという説に拘泥して、それ以外のものは何も見ようとしない。」

アンドレアノフ氏は、カムチャッカ半島の状況は環境カタストロフィーと呼べるものではないとの考えを示し、その理由として、環境カタストロフィーとは不可逆的ものだからだと説明している。

「私はカムチャッカ半島の状況は微細藻類の大量発生に関係して起きた自然現象、つまり我々が通常『赤潮』と呼ぶ状態だと分類している。これをカタストロフィーとは、私なら呼ばない。」

これより前、グリーンピース、ロシア支部は、カムチャッカ半島の環境カタストロフィーの起きた場所で採取した水を独自の鑑定した結果、ミサイル燃料は検出されなかったことを報告している。グリーンピースの見立てでは技術災害説と自然に原因がある説の2つがある。海水からは重金属、石油成分、脂肪酸、生物農薬に含まれる成分が検出されている。

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