同センターによると、国内東部の青島でCOVID-19の新たな感染拡大を調査したところ、輸入冷凍タラの包装上に生きたコロナウイルスが検出されたという。
センターは「青島で冷凍食品の包装に生きたコロナウイルスが検出された。これは包装に付着した新型コロナウイルスが実験室以外の特殊条件下で長時間生存できることが示された初の事例となる」と説明している。
現時点で冷凍食品に触れたことによる感染例は1件も確認されておらず、接触感染リスクはあるものの非常に低いと同センターでは指摘している。
センターは同時に、冷凍食品を扱う人に対して保護具なしで触れないよう警告した。ウイルスが付着する恐れがある作業着を脱ぎ、その後手を洗うまで、口や鼻、眼を触らないように注意喚起を行った。また定期的に新型コロナ検査を受けるよう促している。
中国では以前にも冷凍食品パッケージ上に新型コロナウイルスが検出されているが、微粒子であったため、生きたウイルスは初ケースとなる。