同大学の天文学者、リサ・カルテネッガー氏とジョシュア・ペッパー氏は、米航空宇宙局(NASA)のトランジット系外惑星探査衛星(TESS)の星カタログを用いて、太陽系外惑星を含む太陽に似た惑星1004個を特定。これらの外惑星では生命が誕生している可能性があることから、地球で起きている出来事に気がついている可能性もありうる。
研究者らは今回、天球上の太陽の通り道である黄道上に位置する全ての外惑星が、地球を「見ている」ことを明らかにした。これにより、外惑星は、年に一度地球が太陽を横切るのを見ることができるようになる。また、この現象を利用して地球の天文学者も外惑星を検出し、それらの特徴を特定していくことができる。
研究者らは、地球を観察する地球外生命体がいるのなら、彼らは地球の存在だけではなく、地球上で20億年以上前から酸素を含む大気の中で生命が存在する兆候も見つけることができたとみている。
今回特定された全ての太陽系外惑星は、地球から約300光年離れたところにある。