韓国でのインフルエンザ・ワクチンによる死亡例はこれまで28件と発表されていた。
先に聯合ニュースは、80歳の女性が死亡し、死者数が29人となったと伝えていた。インフルエンザ・ワクチン接種との関連を調べるため、医師らによる死亡鑑定はこれから始まるという。
首相は、緊急安全対策のための中央本部(コロナウイルスの感染拡大後に活動を開始した本部)での朝の会議で、各症例のワクチン接種と死亡の因果関係を正確に究明し、すべての結果を可能な限り開示するよう検疫学当局に求めた。同時に首相は、関連の可能性は低いものの、人々を落ち着かせるものではないと専門家は見なしていると強調した。したがって、状況を国民に迅速に説明し、ワクチン接種を継続するためにあらゆる努力をする必要がある。
最初の死亡例が確認されたのは10月16日、仁川市で17歳の高校生が接種後、容態が急変し、死亡した。これに続いてソウル、京畿道で死亡が確認された。その大半が高齢者。