クルツ首相はツイッターに「エルドアン大統領のエマニュエル・マクロン大統領に対する侮辱を非難する。これはトルコがEU及び我々の共通世界からさらに遠ざかっていることを示している。フランスへの全面的な支持と連帯」と投稿した。
先にマクロン大統領は、フランスにおける分離主義との闘いについて演説し、関連法案が12月9日に提出されると発表した。またマクロン氏は、フランス・イスラム評議会と共にフランスで「啓蒙されたイスラム」を創設することを可能とする組織をつくる必要があるとの考えを表した。原因となったのは、授業で預言者ムハンマドの風刺画を見せた教師が殺害された残忍な事件。
これに対してトルコのエルドアン大統領は、「啓蒙されたイスラム」の創設について発言したマクロン氏は「精神の治療」が必要だと述べた。
フランスは、エルドアン大統領の発言を受け、協議のために駐トルコ大使を呼び戻した。
その後、エルドアン大統領は再びマクロン大統領に対して攻撃的な発言を行い、マクロン氏には医師による「検査」が必要だと述べた。
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