これより前にフランスは、エルドアン大統領のマクロン仏大統領に対する発言を受けて、協議のためにトルコ大使を呼び出している。
こうした応戦はエルドアン大統領がマクロン大統領に「精神を検査」したほうがいいと進言したことに端を発している。エルドアン大統領は、マクロン大統領が急進主義的イスラム主義から仏の世俗の価値を擁護するよう提案したとして、これに反応を示した。
先日、仏ではパリ郊外で歴史の教師のサミュエル・パティさんが陰惨な方法で殺害される事件が起きた。パティさんは授業で仏における分離主義との闘いの必要性を話していた。この事件を受けてマクロン大統領の表した声明にエルドアン大統領は激しく反応し、これを発端に外交上のスキャンダルにまで発展している。