ロシア平和維持部隊の司令官、ナゴルノ・カラバフの状況について語る

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ナゴルノ・カラバフ - Sputnik 日本
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南コーカサスの未承認国家「ナゴルノ・カラバフ共和国」に派遣されたロシア平和維持部隊のルスタム・ムラドフ司令官は、ナゴルノ・カラバフの停戦合意は完全に順守されていると伝えた。

ムラドフ氏はロシア国防省が公開したビデオメッセージで「重要なのは、接触地帯であらゆる種類の戦闘行為が停止していることだ。われわれは本日、銃声を聞かなかった。状況は少しずつ安定しつつある」と述べた。

アゼルバイジャン - Sputnik 日本
アゼルバイジャン ナゴルノカラバフでの戦闘勝利を表明
ロシア国防省によると、ロシアの平和維持部隊は「北」と「南」の担当ゾーンでパトロールを開始した。部隊はすでに、24時間体制で状況を監視する監視ポストを12カ所に配置した。


カラバフをめぐるロシア・アルメニア・アゼルバイジャン合意の内容

アゼルバイジャンのアリエフ大統領、アルメニアのパシニャン首相、ロシアのプーチン大統領は共同声明に署名。声明ではモスクワ時間2020年11月10日00時00分よりナゴルノカラバフ紛争地域における完全な停戦が宣言されている。

アゼルバイジャンとアルメニアは現在の位置に留まっており、ナゴルノカラバフの連絡線沿い、またナゴルノカラバフとアルメニアを結ぶ回廊沿いにはロシア平和維持部隊が展開。国内の避難民・難民は国連難民高等弁務官の管理下に置かれたナゴルノカラバフ領および隣接地域に戻りつつある。捕虜やその他被拘束者、遺体の交換が行われている。同地域のすべての経済・輸送ラインは閉鎖されており、輸送管理にはロシア国境管理機関も一部協力している。

アルメニアのパシニャン首相は共同声明ついて、これは辛い決断だったが選択肢は他になかったと強調した。一方のアゼルバイジャンのアリエフ大統領は、合意文書の署名についてアルメニアの占領とコメントしている。

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