会見ではバイデン氏に対し、モデルナ社とファイザー社のワクチンが食品医薬品局によって迅速に認定された場合、これらのワクチンを使用する構えはあるのかという質問がなされた。バイデン氏は「間違いなくこれらのワクチンを使うだろう」と答え、人々に「模範を示したい」と加えた。同氏は、これらの会社の専門家と米国立アレルギー・感染症研究所のアンソニー・ファウチ所長がワクチンの安全性を認め次第、ワクチンを使用すると強調した。
また、バイデン氏は「アメリカ人は今、(現米大統領の)ドナルド・トランプと彼の声明のせいでワクチンに不信感を抱いている」と確信を表明。バイデン氏は、国際社会、他国の指導者たち、そして学者たちが「注意深くこれらの2つのワクチンに目をつけている」と見なしている。さらに同氏は、ワクチンが「最も必要としている人々」に最初に受け取られるべきであると強調した。
16日、米モデルナ社開発の新型コロナウイルスのワクチンは、3万人が参加した第3相臨床試験の結果、94.5%の有効性が示された。また、今月初旬には、米ファイザーと独ビオンテックが共同開発中の新型コロナウイルスのワクチンも、90%以上の有効性が示されている。
ロシアの新型コロナワクチン
ロシアは2020年8月11日、 世界で初めて新型コロナウイルスのワクチンを承認した。 ワクチンは「スプートニクV」と名付けられた。
© Sputnik / Savitskaya Kristina経緯:新型肺炎はどのように流行するのか
経緯:新型肺炎はどのように流行するのか
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