クルーゲ事務局長は、バーチャルシンポジウム『新型コロナウイルスに関する新たな科学的データ』での発言で、「私たちは一緒であることがより好ましい。ロシアによるWHO加盟国への支援は、感染拡大に対する準備と対応措置で機構を強化し、このことは誰もが誇ることができる。特に私は、新型コロナウイルスでの対応で他の加盟各国への支援を継続したロシアの熱意に励まされた」と強調した。
また、同事務局長は、この間のロシア訪問の際に、「新型コロナウイルスへの対応措置の支援用にオンライン医療が大いに利用されていることに勇気づけられた」と語った。
クルーゲ事務局長は、「ここで導き出された教訓は、すべての地域にとって重要だ」と指摘した。
ロシア製ワクチン
ロシアは今年8月11日、 世界で初めて新型コロナウイルスのワクチンを承認した。 ワクチンは「スプートニクV」と名付けられた。
臨床試験はロシア保健省から許可を得たガマレヤ国立疫学・ 微生物学研究センターによって6月から7月に実施された。
「スプートニクV」は、 これまでに多くのワクチンが生産されたすでに知られているプラットフォームを基盤につくられた。ロシア保健省によると、 これまでに実施された「スプートニクV」の接種は、最大2年間の 長期的な免疫を与えることを示している。
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