報道によると、トランプ大統領はバイデン氏の活動を妨害するため、様々な計画を練っているという。その一つが大統領選への出馬表明と報じられている。
デイリー・ビーストの消息筋によると、トランプ大統領は共和党議員らを再び4年間にわたって率いるうえで格好のタイミングを模索している模様。トランプ大統領は出馬に関するイベント開催を実施する意向をここ2週間で度々表明しているという。イベントの開催日はバイデン氏の大統領就任日か、その前後になる見通し。
なお、トランプ大統領は郵便投票を巡る不正選挙疑惑についても裁判で争う姿勢を引き続き鮮明にしている。28日のツイッターでトランプ大統領はペンシルベニア州における郵便投票について言及し、違法に投票された票の数はバイデン氏との得票差数である8万1000票よりもはるかに多いとし、連邦最高裁判所に上告する意向を示した。
The number of ballots that our Campaign is challenging in the Pennsylvania case is FAR LARGER than the 81,000 vote margin. It’s not even close. Fraud and illegality ARE a big part of the case. Documents being completed. We will appeal!
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) November 28, 2020
トランプ陣営の弁護士らはペンシルベニア州の郵便投票で回収された票を集計すべきではないとしていたが、これについてペンシルベニア州の最高裁判所は証拠不十分のため、「投機的な批判」として訴えを棄却していた。
トランプ陣営はこれを受けて控訴したが、ペンシルベニア州を管轄する連邦第3巡回区控訴裁判所はトランプ大統領の陣営による訴えを退けた。これを受けてトランプ陣営は連邦最高裁判所への上告を行うべく用意を進めている。
暫定の集計結果によれば、バイデン氏は当選に必要な270票を超え、複数の州で合計306人の選挙人を獲得した。トランプ氏は敗北を認めておらず、いくつかの州の法廷でこの結果について争っている。
24日、米国防省は、ジョー・バイデン氏への政権移行プロセス開始の通知を受け取り、省庁レベルで然るべき計画を実行していく予定であることを認めた。